2026年8月31日月曜日

ネパール水害に関するIGU(国際地理学連合)の連帯声明について

ネパール水害について IGU(国際地理学連合)より以下の連帯声明が発表されました.

こちらのウェブサイトから閲覧可能です.

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ネパール国民との連帯に関する声明


 国際地理学連合は、ネパールを襲った壊滅的な洪水に際し、ネパールの人々に深い哀悼と連帯の意を表します。家族、友人、住まい、生計を失った方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、避難を余儀なくされ、不安定な状況やさらなる被害の脅威に直面している地域社会に思いを寄せています。

 私たちは特に、ネパール地理学会の会員や広く地理学コミュニティに属するネパールの同僚たちのことを案じています。かれらの多くが、この進行中の悲劇に直接的または間接的に影響を受けていることでしょう。国際地理学連合は、かれら、その学生たち、所属機関、そして救援・復旧・長期的な再建に携わるすべての人々と共にあります。

 この災害は、極端な環境現象に伴うリスクの増大を改めて示すものです。進行する気候変動という文脈において、多くのこうした現象は規模、頻度、予測困難性を増しており、その影響は集落パターン、インフラ、不平等、脆弱性の状況によって一層深刻化しています。ヒマラヤのような山岳環境は、氷河、不安定な斜面、激しい降雨、そして急速に変化する河川系による複合的な影響に特に脆弱です。

 地理学者は、これらの現象を理解し、社会の対応を支援する上で重要な役割を担っています。気候学、地形学、水文学、災害学、都市計画、人口学、脆弱性評価、そしてガバナンスに関する研究を通じて、私たちの研究分野は災害の物理的メカニズムと、その影響が社会の中で著しく不均等に現れる様相の両方を明らかにします。地理的知見は、効果的な早期警戒システムの構築、地域社会のレジリエンス強化、復興の指針策定、そして気候変動への適応支援においても不可欠です。

 国際地理学連合は、災害リスクの軽減と一層安全で強靭なコミュニティの構築を目指した地理学研究、教育、国際協力の支援への関与を改めて表明します。この困難な時期にあたり、私たちは同僚の皆様とネパールのすべての人々に心からの哀悼、友情、支援をお届けします。

(日本学術会議地球惑星委員会IGU分科会訳)

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